第4回JOSAN杯開催記念インタビュー

第1回 一般社団法人Jリーグ選手OB会 中岡聡事務局長

中岡事務局長
中岡事務局長

――Jリーグ選手OB会設立の経緯についてお話し下さい
中岡 私自身は元々Jリーグとは関係なかったのですが、サッカー好きが昂じて仕事の付き合いなどから何人かのJリーグの選手と個人的に親しくさせていただくようになり、仕事以外の部分でメディアに選手のブッキングなども行っていました。そのような経緯があって、柱谷哲二さんが東京ヴェルディの監督を辞められた後に連絡が来まして、そのときに何か一緒にやりたいなとという話をさせていただいたのが発端です。そこから話が展開して、OB会を主催してJリーグに育ててもらった恩返しをしようということになり、昨年11月に現在の活動を開始しました。活動主旨として、未来のJリーガーや日本代表を育てること、そしてJリーグを引退した選手のセカンドライフを支援するための基金を設立すること、この2つを掲げています。会長は、設立の発起人であり、また初代Jリーグの選手会長や日本代表のキャプテンも務めた柱谷哲二が務めています。

 

――現在Jリーグ選手OB会には何人くらい所属されていますか
中岡 50人程度です。メンバー構成は柱谷哲二をはじめ、元鹿島アントラーズの相馬直樹、本田泰人など日本代表クラスの選手から、すぐに引退してしまった選手までさまざまです。

 

――具体的な活動内容を教えて下さい
中岡 メインの活動として年間200回程度、子ども向けのサッカースクールを実施する予定で、設立から今までに、約40回実施しています。サッカーやJリーグをもっと普及させるために、地道なボランティア活動は欠かせませんが、Jリーグのシーズン中は、選手は動けません。それならばOBが動けばいいのです。有名な選手もたくさんいますし、その資産を使わない手はありません。

 

――スクールを開催する条件は
中岡 小学生と中学生向けの教室には、コーチとして無料でOBを派遣します。大人向けのサッカー教室にも対応させていただきますが、その場合は1人あたり3万円と交通費を頂戴します。今後はサッカー教室だけでなく、草サッカーへの選手派遣も実施する予定です。ただし対応するOBの人選は、こちらで行います。個人を指定されても構いませんが、大抵人気のあるOBは事務所に所属しているので、OB会からそちらを紹介するという形になり、金銭面でも別途所属事務所さんと交渉していただくことになります。

 

――今後の展開について
中岡 8月の後半に当協会のモバイルサイトを改善します。そこでは、例えばコーチ役のJリーガーOBが子供に対してリフティングなどの課題を出して、映像で見本を見せます。子供たちも、携帯電話で練習成果を撮影してサイトに投稿すると、必ずしも全員とは限りませんが、サイトで指導してもらえるという寸法です。このようにサービスを充実させていくに当り、私どもは営利団体ではないのですが基本的にスポンサーさんからの支援で何とかやりくりしているという状態なので、今後1カ月315円で個人サポーターを募集することを検討しています。

 

――そのほかに何かありますか
中岡 JリーグOBの映像による選手名鑑の作成に取組んでいます。JリーグのOBはすでに2千人を超えているのですが、その2千人が今何をしているのかわからないというのが実情です。なので、その問題を解決するとともに、活躍の様子も映像で見られれば素晴らしいということで、現在各チームに映像を譲ってもらえるように交渉しているところです。

(2010/08/18)


Jリーグ選手OB会公式サイト