第6回 日本フットサルリーグ(Fリーグ)

Fリーグ
長谷川広報と不破総務主事

 JOSAN杯開催の2日前、東京・本郷のJFAハウスにおいて、フットサルリーグの国内最高峰であるFリーグの不破信総務主事と広報担当の長谷川雅治氏に、日本のフットサル事情やFリーグの現状について話を聞いた。

 

――国内におけるFリーグの位置付けについて教えてください。

 

不破 Fリーグは、4年前にフットサルの日本代表の育成と競技力のアップを目的として誕生した国内のトップリーグです。全10チームが計3回対戦する総当り方式のリーグ戦を行い、順位を競います。ちなみに現在リーグ戦1位の名古屋オーシャンズは、アジアや世界で通用するレベルといえるでしょう。

 

――世界トップクラスの選手も活躍されているようですが。

 

長谷川 7月に、世界ナンバーワンプレーヤーの呼び声が高い、ポルトガル代表のリカルジーニョ選手が名古屋オーシャンズに入団しました。是非世界クラスのテクニックを会場で見ていただきたいですね。実際に集客面でもリカルジーニョ効果が現れています。

 

――フットサルという競技の歴史と現状について教えていただけますか。

 

不破 1994年に国際サッカー連盟(FIFA)が、それまで世界中で行われていたさまざまなミニサッカーをフットサルという競技・名称で統一しました。日本でも同年に、滋賀県に初のフットサルコートが登場しました。11人制サッカーのワールドカップが開催される中間年に、フットサルのワールドカップが開催され、次回は2012年にタイで開催されます。アジアにおける日本代表の実力は、イラン、タイに続いてトップ3くらいです。世界でみると、スペインとブラジルが第1グループ、ポルトガル、イタリア、アルゼンチン、イランがその次のグループを形成し、日本はその後の3番目のグループに入るといったところです。

 

――そうなると、日本のFリーグの選手はいいポジションにいるように思われます。

 

不破 そんなことはありません。実際にプロとしてお金をもらってプレーをしている選手はごくわずかです。そもそもFリーグはあくまで国内トップリーグであってプロリーグではない。いずれはJリーグのようにプロ化を目指してはいますが、現状プロの選手は数%に過ぎません。名古屋を除くと、だいたいプロ契約の選手は1チームに2・3人です。

 

――確かに競技は誰でも知っているのにFリーグの試合はメディアに登場する機会が少ないですね。

 

不破 現在、フットサルの競技人口は300万人と言われています。都内にもコートがたくさんあり、老若男女問わず楽しめるスポーツで、たった14年でここまで来たのは凄いことです。ただしフットサルは競技志向で、見るのではなく、やるスポーツという側面が強い。土日には試合を見るよりも、自分でプレーした方が楽しいと考える人が多く、そこがFリーグにとって大きな障壁となっています。Fリーグ自体は毎年お客さんも増え、集客面ではアリーナスポーツにおいて上位にいますが、普及状況はまだまだと言わざるを得ません。

 

長谷川 フットサルの1試合は前半と後半20分ずつで、試合が短いという印象があるようですが、実際はボールが外に出た時間は時計を止めるので、合計で100分近くになります。それにサッカーと比較してもピッチまでは2メートルと近く、ボールの展開が早いので、お子さんでも最後までプレーに集中できます。

 次節は、10月16・17日に東京の国立代々木競技場において、「Fリーグ2010 powered byウイダーinゼリー第10節」が開催されます。通常は各アリーナにおいて1試合ずつの開催なのですが、当大会は2日間で代々木体育館に全チームが登場し、1日に複数の試合が開催(16日3試合、17日2試合)されるので、この機会に是非足を運んでみてください。

 

Fリーグ公式サイト